鍼灸での梅雨時期の身体ケア

iwakura

鍼灸の季節的身体のケア②

こんにちわ(^▽^)/インスタグラムはちょこちょこと日常の事アップしていましたが、こちらのブログは久しぶりの投稿になります。

今週は雨が多かったですね!昨日は特に激しく雨も降っていました。私の顔がマスクを付けているのでさらにテッカテカになってます(笑)

梅雨の時期はじっとしているだけでも何だか気持ちも身体もスッキリしないですね(´;ω;`)6月に入って、かなり久しぶりの患者さんがちょこちょこと来られています。みさいはりきゅう院を思い出してくれて、ありがたいですね!!

皆さん身体が疲れていますね。東洋医学での夏の捉え方を説明したいと思います。

1年で一番暑い期間で、最も太陽が高く、昼間の時間が長いですね。東洋医学で言う陽の極まる時期で立夏(5月6日ごろ)から立秋(8月8日ごろ)の前日までを指します。

夏は人の身体では陽気が盛んになります。血管と身体は拡張し、活動的になります。植物も大きく茂っていきます。夏は五行でいうと火に分類されます。人の身体で言うと、心が火にあたります。

心はからだの中で一番陽気の多い臓器でその陽気を発散することによりからだや気持ちも活動的にしています。

夏に多いトラブルをいくつかご紹介しますね。

①夏バテ・・・夏の猛暑は身体の元気をむさぼります。汗は血から作られています。その血の役目はたくさんあります。血には身体を温め活動的にする陽の役目と身体をクールダウンさせるラジエーターである陰の役目があります。しかし、汗をかくというのは血を減らすことにもつながり、血が減ると冷却する力が落ち、夏の身体はますます熱を持つようになります。そしてこの熱が上手く調節されていないと、心臓に負担がかかってきます。動かすときは熱がいるけど、ヒートアップし過ぎると、ラジエーターの役目をする汗でからだをクールダウンするバランスが崩れた時に夏バテになって行くことになります。

②食欲不振・・・汗をかきすぎるのは冷却水が少なくなるという事です。からだを冷却する機能が低下していきます。そうすると、心臓の負担に加えて胃への負担もかかってきます。身体の循環が悪くなると身体の中に熱がこもり、夏バテ、それに伴って食欲不振に陥ります。

③腹痛・下痢・・・これも、食欲不振から暑さに負けて胃腸が弱ってくると、腹痛や下痢になります。胃は気血というエネルギーをつくる釜みたいな役割をします。釜の火は大きすぎても小さすぎてもいけないです。うまくエネルギーが作れないまま無理に食べ物を詰め込むとお腹が痛くなり消化吸収が上手くいきません。

④むくみ・・・水分は主に胃から小腸で吸収され腎臓でろ過されて尿として排泄されます。他には皮膚を通して汗として発散蒸発されます。湿度の高い梅雨の時期は、皮膚からの水分の蒸発が少なくなり、身体に水分が溜まりやすくなります。また冷たい物の摂り過ぎで胃腸の働きを悪くして、身体全体の循環機能も低下してよけいに水分が溜まります。そのために、身体全体、特に下半身にむくみがでます。対策としては汗をかくことと、胃腸を整えるということになります。

代表的なトラブルを書きましたが、まだほかにもたくさんありますね。夏バテに伴い、頭痛や肩こり、胃もたれ、眠れないなど様々な身体の不調につながっていきますね。

セルフケアとしてご紹介します。苦みの野菜を取る。トマト、なす、きゅうり、ゴーヤ、みょうが、ししとう、いんげん、オクラ、大葉などがあります。果物ではスイカ、うりなどがいいです。夏野菜にはほてった身体をさます働きがあります。

夏でも温かいものをとる。胃腸の弱い人は夏の暑さで消化吸収の機能を落として行きます。胃腸は食べたものを気血というエネルギーに換えるところなので、胃腸が弱ると元気がなくなります。ほてった身体を冷ますという意味ではある程度の身体を冷やす食べ物は摂る必要はあります。多く摂り過ぎないようにしましょうね。冷たい飲み物も少量づつ摂りましょうね!

短時間でもシャワーで終わらせないで、毎日湯船に身体を浸けて身体を温めましょうね。意外とクーラーの冷気で身体は冷えています。

簡単でしたが、身体の調子を整えに、みさいはりきゅう院でメンテナンスにお越し下さいね(^▽^)/よもぎ蒸しも行ってますので、汗をかいてからだの調子を整えていきましょうね。

参考文献 東洋医学の春夏秋冬

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