白髪が出来る原因

毛髪に色を与えているのはメラニン色素です。メラニンをつくっている細胞は、髪を生みだす毛母細胞にメラニン色素を受け渡すことで、毛髪に色を与えています。このメラニン色素が何らかの原因でつくられなくなると、毛髪は色を失い、光を反射して白く見えるようになります。これが白髪です。

白髪にはメラノサイト(色素形成細胞)が残っているにも関わらずメラニン色素の合成を行っていないタイプ(休止型)とメラノサイトそのものが非常に減少、あるいは欠失しているタイプ(欠失型)があります。白髪の多くは欠失型です。
それでは気になる主な原因を調べていきましょう。

白髪になる原因①栄養不足

原因の一つとして、栄養不足が考えられます。メラノサイトの働きを正常にするためのはいくつかの栄養素が必要です。

◎タンパク質

髪の毛の主成分90%以上はタンパク質の一種である「ケラチン」と呼ばれるものです。そのケラチンは18種類のアミノ酸から作られており、その中でも特に「L-リジン」と「チロシン」と呼ばれるものが重要です。L-リジンは「オルニチン」と一緒に摂取することで、髪の育成を促す働きがあり、肉類、卵、大豆などに多く含まれています。チロシンは、メラニン色素の原料となるものの一つで、チーズや大豆に多く含まれています。

◎ミネラル

ミネラルの中でも髪の成長に特に重要なのは、「アルギン酸」、「亜鉛」です。アルギン酸は、海藻のヌメリを作り出している成分で、髪の保護をしたり、頭皮の乾燥を防ぐ役割があり、海藻類に多く含まれています。亜鉛は、髪の成長に必要なタンパク質の吸収を高める働きがあり、魚介類やナッツなどに多く含まれています。

◎ビタミン

多くの種類があるビタミンの中でも、特に重要なのが、「ビタミンC」と「パントテン酸」です。ビタミンCは、肌や髪の毛を作るために必要なコラーゲンの生成に欠かせません。つまり潤いのある健康な肌や髪を作るのに欠かせない存在です。これは、いちごや柑橘類に多く含まれていますね。

パントテン酸は、身体を作るあらゆる細胞やホルモンの合成を助ける働きがあり、レバーや納豆に含まれています。

以上のタンパク質、ミネラル、ビタミンが不足することが、白髪になる原因として考えられるのです。

白髪になる原因②遺伝

両親どちらかが若い人時から白髪が多ければ、遺伝的影響が関係してきます。ただし、重要なこととして、遺伝するのは「白髪が生える」という遺伝子ではなく、「白髪が生えやすくなる」という遺伝子です。つまり、メラニン色素が生成されにくい遺伝子だったり、成長ホルモンの分泌量が少ない遺伝子などが遺伝することが研究により証明されています。

しかし、諦める必要なありません。後述する、白髪を生えにくくする対策を講じていれば、白髪が生えるまでの時間を遅らせることは出来ます。

白髪になる原因③ストレス

ストレスによっても白髪が増えると言われています。ストレスによる影響は2つあります。

1つ目は、ストレスにより、血管が収縮し、血行不良になりやすいということです。血行不良になると、髪の成長、白髪の抑制に必要な栄養素が毛母細胞まで届きにくくなります。有効な対策としては、頭皮マッサージやヘッドスパが効果的です。

2つ目は、ストレスにより、交感神経が優位になり、皮脂の分泌が活発になります。その皮脂が空気に触れ、徐々に酸化して過酸化脂質になります。

この過酸化脂質が頭皮の雑菌と混ざると、それが刺激となり、フケやかゆみを誘発したり、ドロドロの過酸化脂質が毛穴に詰まると、抜け毛や細毛、うねり毛の増える原因となります。

また、過酸化脂質が雑菌を増殖させると、加齢臭の原因となる「ノネナール」という物質を発生させることにもなります。そして、この過酸化脂質が頭皮に増えると、メラニン色素を作り出すメラノサイトの働きが抑制され、白髪が生える原因となりうるのです。

なので、この過酸化脂質は、頭皮にとって大敵であり、これを除去するには炭酸シャンプーなどを使ったスカルプクレンジングが有効な方法です。

白髪になる原因④加齢

ほとんどの人が、加齢によって、白髪が増えてきますが、それはシンプルにメラノサイトの働きが悪くなるからです。メラノサイトの働きが悪くなり、メラニン色素の生成が鈍くなって白髪が多くなっていきます。

髪の毛はヘアサイクルに基づき、4~6年で抜け落ちますが、抜け落ちる際にメラノサイトも同時に失われます。若い時は、次の髪が生えてくる際にメラノサイトも再生しますが、加齢と共に再生しないケースが増えてくるのです。 

白髪になる原因⑤紫外線

頭皮が紫外線により、刺激を受けることで、活性酸素が生成されます。これが多く生成されると体が酸化していき、体内の細胞や遺伝子が正常に働きにくくなります。それにより、毛母細胞の働きが悪くなり白髪の原因となることもあるのです。

白髪になる原因⑥睡眠不足

睡眠中には、「メラトニン」というホルモンが分泌されます。これには体内の活性酸素を除去する働きがあります。たっぷりと睡眠をとることは、体内の細胞の働きを正常化し、それにより白髪の生成を抑制することにもつながるのです。

上記の、栄養不足、遺伝、精神的ストレス、加齢、紫外線、睡眠不足、これらが原因で白髪はどんどん増えていくのです。

では具体的にどのような対策が取れるのか?

考える原因の順位としては

  1. 遺伝 
  2. 加齢
  3. 栄養不足
  4. 精神的ストレス
  5. 睡眠不足
  6. 紫外線

遺伝、加齢に関してはどうにも抗いようがありません。なので、具体的に対策が取れるのは、それ以外の原因に対してです。

以下のような生活をこころがけましょう!

  • バランスの良い食事を摂る(タンパク質、魚介類、海藻類、ビタミン)
  • 睡眠をしっかり取る(最低6時間以上)
  • アウトドア活動をするときは帽子をかぶって頭皮を守る。

いわゆる、無理をせず、規則正しい健康的な生活を送るということが大切です。

お客様の中で白髪が増えた!と相談される方は、やはり仕事が多忙すぎたり、プライベートや家庭環境でお悩みの方など、、ものすごいスピードで白髪が増えているように感じているみたいです。

そして、改善策を行なっても、やはり100%防ぐことは出来ません。

ただ、今よりもっと良くしていく為に、日頃の生活を心がけていきましょう。